贈り物のマナー

贈り物をするときのマナー

誰に、何のために贈るのかを考えたうえで、相手の好みにあったものを選びます。縁起やマナーにも十分、注意しましょう。

「贈り物は持参」が正式 その際はふろしきを

贈答品は、先方の家にまで出向き、直接手渡すのが礼儀です。重要な意味合いをもつお祝いの品なら、なおさらです。現代では留守がちの家庭も多いので、訪問する場合には必ず先方の都合をうかがい、在宅を確認しておきましょう。
また、贈り物は購入店で用意された紙袋に入れて持参してもよいのですが、ふろしきに包み直して持参するのが正式なマナーとされます。

あいさつをしてから正面を向けて渡す

家の中に通されたら、きちんとあいさつをしてから渡しましょう。
渡すときはふろしきから取り出し、先方がのしの表書きを読めるよう、正面を向けて渡します。これには贈答の目的を先方に確認してもらう意味合いが含まれています。

ふろしきではない場合、品物の紙袋は持って帰る

ふろしきを用意できず、購入店で入れてもらった紙袋のまま持参したときは必ず袋から取り出して渡し、袋は持って帰るのがエチケットです。
袋はすぐにたたんでバッグなどと一緒に脇に置いておきましょう。

送るときは送り状を先に出す

大事な贈り先で、どうしても先方との都合が合わず、このままでは時期を逃してしまいそうなときは、あいさつの手紙を添え、宅配便などを利用して送ります。
前もって送り状を出しておくのがていないな贈り方。送り状には、持参できなかったお詫びのひと言を添えると感じがよいでしょう。

贈答品選びは目的や相手の好みをよく考えて

相手に喜んでもらいたい、そんな純粋な気持ちを形にしたものが贈り物です。でも、その気持ちが相手にうまく伝わらないような贈り物であっては、元も子もありません。 贈答品を選ぶポイントは、贈る目的と相手の状況をよく考えること。個人であれば、年齢・年代や好み、家族全体であれば、家族構成とライフスタイルなどを考慮する必要があります。
入学や卒業祝いであれば、本人に希望を聞くのもいいかもしれません。あるいは自分の目で選んで、いくつか候補をあげた中から選んでもらうのも、ただお金ですませるより心のぬくもりがあるものです。
家族で楽しんでいただけるものとなると、やはり食料品が多いようです。少人数の家庭であれば日持ちに配慮し、大家族なら嗜好にあまり偏りの出ないものが無難でしょう。
ともあれ、贈答品に気持ちを託すには、カードなどに一筆、言葉を添えて贈るとよいでしょう。

贈り物をいただく際のマナー

贈り物をいただき方にも当然マナーがあります。品位を疑われて気まずい思いをしないよう、贈答のエチケットを正しく身につけておくことが大切です。

直接いただくときはていねいにお礼を

お客様を部屋に通し、贈り物を差し出されたら、ありがたくいただき、「お心づかいありがとうございます。では、遠慮なく頂戴いたします」と、ていねいにお礼を言って両手で受け取ります。親しい方からの贈り物であれば、ひと言、断ってからその場で包みを開けてもいいでしょう。
いただいた品物は、和室なら床の間に、洋室ならテーブルの上にひとまず置き、お茶の用意などで席を立つときに一緒に持って下がるようにする。

送り届けられたときのお礼はすぐに届いた旨の連絡を

配送で品物が届いたときは、先方もきちんと届いたかどうか気にかけていることでしょう。すぐお礼状を出すように心がけます。
とくに親しい間柄の人で失礼がなければ、取り急ぎ、電話でお礼を述べるのもよいでしょう。

受け取れない贈り物のときは

もらう理由のない贈り物、あるいは立場上どうしても受け取れない贈り物が届く場合があります。
配達の人に、受け取れない旨を伝えて持ち帰ってもらうか、それができない場合には、包みを開けずにそのまま包装し直し、「せっかくですが、ご遠慮申しあげます」とひと言添えて返送するようにしましょう。
もし開封してから中身に問題を感じたら、きれいに包み直し、お断りと開封のお詫びを記した手紙を添えて返送します。

お祝いマナー・コラム
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