お返しと内祝いの違い
内祝いは身内でするお祝いのことで、喜び事を周囲の人々と分かち合うことが目的です。内祝いとはお祝いをいただく、いただかないにかかわらず、親しい人と共に喜びを分かち合っていただこうとするもので、宴席に招いたり、お赤飯を配ったりといったことが行われてきました。
しかし、現在ではお祝いをいただいた方に対してのお返しの意味での内祝いが一般的になっています。 お返しの品に「内祝い」と表書きすることから、このふたつは同じ意味と思われがちですが、本来は別のものです。しかし最近では、このようなこともお祝いの催促と受け取られかねないので、内祝いを配る場合は誤解を招かないように、贈る相手に気をつけましょう。
お祝いを頂く側のマナー
お祝いを頂いたら、まずはたしかに受け取りましたという意味も含めて、3日以内にお礼の電話などをするのがマナーです。また、特に改まった場合や目上の方へはお礼状を出します。
お祝いは必ずお返ししなくてはいけないの?
お返しをするのが通例となっているのは「快気祝い」(病気見舞いのお礼)と「香典返し」のみです。あとは、お付き合いの程度や内容により異なります。しかし、お礼の言葉は必ず、電話や手紙で入れておきましょう。そして、頂いた方に今度、おめでたいことなどがあった時に忘れずにお祝いを贈ることです。
お返しの目安は?
一般的には「半返し」といって、頂いた金額の半分ぐらいをお返します。実際には半分から1/3ぐらいが多いです。また、頂いた日から10日から1ヶ月以内に贈るようにします。
お礼・内祝いのご挨拶状の文例
お礼・内祝いのご挨拶状
この度はお心づかいを頂きまして、
ありがとうございました。
ささやかではございますが、お礼のしるしに
心ばかりの品をお贈りさせて頂きます。
ご笑納頂ければ幸いです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
お礼(ビジネス)のご挨拶状
時下ますますご健勝のことと
お喜び申し上げます。
平素は格別のご高配にあずかり、
心より感謝申し上げます。
つきましては、
ささやかではこざいますが、
お礼のしるしに心ばかりの品を
お贈りさせて頂きました。
どうぞお納めください。